2025 FISU World University Games Summerに出場しました!

7月21日(月)から26日(土)にドイツ・エッセンで開催された2025 FISU World University Games Summerに上原選手が日本代表として出場しました。

【予選】普段通り、自分らしく挑んだ予選

今大会もスペインでの大会と同様、昼間にブレイクタイムが設けられ、試合開始は午後3時となりました。
ドイツは日本に比べて気候が穏やかで、とても過ごしやすい環境でした。
試合中には風が吹く場面もありましたが、「強い気持ちを持って射つ」ことで十分に対応できる風でした。
時折、風に影響されてしまう場面もありましたが、コーチから常に言われている「普段通り、自分らしく」という言葉を心に刻み、最後まで集中して射ち切ることができました。

結果は12位で、もう少し上位を目指したかったという思いもありますが、次の日に控えた個人戦に向けて良い形で締めくくることができたと感じています。

【団体戦】最年長の責任感で掴んだ団体戦の金メダル

今大会の団体戦は、年齢が近くコミュニケーションも良好なメンバーとともに、試合を想定した緊張感を持って練習に取り組みました。試合当日も「目の前のポイントを確実に勝ち取る」という課題を掲げ、3人一体で戦い抜きました。

日本代表として初めて最年長を務める中、チームを引っ張る責任感を持ち、ゴールドメダルマッチでは良い緊張感を生み出すことに努めました。その結果、全8射をすべて10点で決めるパーフェクトシューティングを達成!特に最終射では強い意志と使命感を胸に力を発揮し、日本の強さと自身の存在を世界に示すことができました。

さらに、男子団体も接戦の末に金メダルを獲得し、日本アーチェリー界史上初となるアベック優勝を成し遂げました!

ゴールドメダルマッチの得点配分はこちらから確認することができます。
https://info.ianseo.net/25FISU/Finals/brackets.php?type=1&Event=RW&Match=0

【個人戦】世界大会で成長を実感、掴んだ銅メダル

今年度の世界大会で得た経験を活かし、序盤から攻めるプレーができました。これまで二回戦目までしか勝ち進んだことがなかったため、勝利後も気を引き締め、「目の前のポイントを確実に取る」ことを意識して試合に臨みました。

四回戦目以降は予選順位が自分より高い選手との対戦が続き、緊張感がありましたが、いつも通り自分のペースを崩さず勝ち進むことができました。ベスト4進出には驚きと成長を感じましたが、準決勝では緊張からペースを崩し敗退。特に体の震えが止まらなかったことが主な原因でした。

すぐに控えた3位決定戦では、「手ぶらで帰れない」という思いで気持ちを切り替えました。対戦相手は上海ワールドカップの優勝者でしたが、「チャレンジャーとして悔いなく挑む」という強い気持ちで試合に臨みました。結果、高得点を重ね、勝利をつかむことができました。絶対にメダルを持ち帰るという決意が勝因につながったと思います。

今大会を通じて、自分の実力が世界で通用することを実感しました。勝ち切るという貴重な経験を得たことで、今後さらに練習を積み重ねていきたいと思います。
良いご報告をお届けできるよう、また笑顔や感動をお届けできるように、これからも頑張ってまいります。


引き続き、皆さまの温かい応援をどうぞよろしくお願いいたします。

試合結果

試合結果の詳細は、以下のサイトからご確認ください。
https://www.ianseo.net/Details.php?toId=23728

予選:
前半322 後半327 合計649点(予選順位12位)

団体戦:
一回戦:vs ポーランド 6-0で勝利
二回戦:vs フランス 6-2で勝利
準決勝:vs マレーシア 6-2で勝利
決勝戦:vs 台湾 6-2で勝利(最終順位 優勝)

個人戦:
一回戦 :不戦勝
二回戦 :6-0で勝利
三回戦 :6-0で勝利
四回戦 :6-4で勝利
準々決勝 :7-1で勝利
準決勝 :5-6で敗退
3位決定戦:6-2で勝利(最終順位 3位)