Madrid 2025 Hyundai Archery World Cup stage 4に出場しました!

7月8日(火)~13日(日)に、スペイン・マドリードで開催されたMadrid 2025 Hyundai Archery World Cup stage 4に上原選手が出場しました。

【予選】風が試した適応力と強気の一射

今大会は、常に風が吹いたり止んだりを繰り返し、適応力が求められる大会でした。午後5時からの競技となりましたが、疲れを感じることもなく、良いコンディションで臨めたと思います。序盤は風をうまく読み、狙い通りのシューティングができました。
しかし、回を重ねるごとに集中力の低下を感じ、得点が伸び悩んでしまいました。このままでは、中国・上海で出場した大会の反省を生かせない結果になると思い、風の中で強気で射つことには少し躊躇しましたが、「ここで挑戦することで成長できる」と自分に言い聞かせ、後半36射を射ちきることができました。
結果として予選30位という成績に終わりましたが、やはり世界の舞台は一筋縄ではいかないと感じました。同じ条件で戦った他の選手と比較しながら、自分に足りない部分をよく考えて、今後の練習に取り組みたいと思います。

【決勝・団体】チーム力の向上と課題

上海World Cupの時よりもチームでの連携が取れており、うまく回った部分もあったと思います。
しかし、一点差で敗れる場面もあり、やはりチームワークには課題が残ると感じました。団体戦ではチーム力が重要であることは言うまでもありませんが、射つ順番も勝敗を左右する大切な要素です。大会前の練習ではすべての順番を試し、最善の組み合わせで挑みましたが、敗退という結果になり、まだ何かが足りず、不十分であったと感じています。
残すは世界選手権大会のみとなりました。この大会は最も重要な大会であるため、個々の力を最大限発揮できるよう、チームメイトとともに練習を積み重ねたいと思います。

【決勝・個人】攻め続けた姿勢を次の大会へ

今大会を通じて、最も風が強かったのが個人戦でした。
予選ラウンドで感じた「ここで強気に挑まなければ成長はない」という思いを胸に刻み、攻めの姿勢で射つことができました。その成果もあり、一回戦ではこれまでにない自信と勢いで勝利を収めることができました。
しかし、二回戦の相手は予選3位の選手。私の予選順位が30位と低かったため、早い段階で実力者と対戦することになりました。その中でも臆することなく、一回戦と同じように攻めの姿勢を貫きましたが、惜しくも勝利には届かず、無念の敗退となりました。
毎回二回戦で敗れる悔しさがありますが、今回の大会では自信を持って射つことができたという手応えもありました。この経験を無駄にせず、世界選手権では予選から上位に入り、個人戦でも勝ち進んでいきたいと思います。

引き続き、皆さまの温かい応援をよろしくお願いいたします。