Gwangju 2025 Hyundai World Archery Championshipsに出場しました!

9月8日(月)から12日(金)に、韓国・光州で開催されたGwangju 2025 Hyundai World Archery Championshipsに上原選手が日本代表として出場しました。
今大会は、2年に一度行われる大会で、オリンピックに次ぐ規模の大きい大会として位置づけられています。
ワールドカップやアジア大会には参加しない国もありますが、世界選手権にはほとんどの国が出場するため、最も多くの国が参加する大規模な大会となります。
特に、オリンピック開催前年の大会では、出場枠を決定する重要な大会となります。

【予選】攻める覚悟で挑んだ舞台、見えた世界の壁

これまでの大会を通じて攻めることの大切さを学び、今大会でも攻めに重点を置いて挑みました。
前半の36射ではミスが重なり、321点とスコアが思うように伸びませんでしたが、後半の36射では気持ちを切り替え、やるべきことに集中して強気のプレーに徹した結果、333点までスコアを伸ばすことができました。
しかし、世界の壁は非常に高く、ミスという概念が通用しない厳しい舞台で、自分の実力や考え方がまだ未熟であると痛感しました。
このままでは世界で常にトップに立つことは難しいと実感し、何かを変える必要があると強く感じました。

【団体戦】全員で挑んだ戦い、16年ぶりの快挙

約10日間の事前合宿で練習を重ね、三人で団結して本番に挑みました。
準優勝という結果を収めることができ、頑張ってきて本当によかったと心から思います。
もちろん、最後に負けた悔しさはありますが、不安を抱えながらも声を掛け合い、助け合い、初戦から勝ち進むことができました。

初戦のウズベキスタン戦で一勝目をつかみ、続く二回戦の強豪相手にも冷静に挑み勝利。
中国戦では全員が一本のミスも許されない状況で集中し、チームワークを発揮して勝利を収めました。勝利の瞬間、全員で喜びを爆発させたのは忘れられません。
その後のインド戦も最大限の集中を保ち、勝利してメダルを確定できたことは本当に嬉しかったです。

決勝戦では思うようにチームが噛み合わずストレート負けとなり悔しい結果に終わりましたが、日本女子16年ぶりの銀メダル獲得という成果を残せたことを誇りに思います。
ここまで共に戦ったチームメイトやコーチに心から感謝しています。

【個人戦】厳しい戦いの中で掴んだ成長と新たな目標

初戦では自分本来の射ち方ができず厳しい戦いとなりましたが、追い込まれた状況の中で30点満点を2回連続で射つことができ、自分の成長を実感しました。
二回戦は日本人同士の対決となりました。事前の10日間の練習で個人戦の感覚を磨いていたため、緊張せずに勝負に臨めましたが、相手がより高得点を出し、敗退となりました。これで今大会は終了となりました。
個人戦では常に29/30点以上を維持できればメダルマッチに進出できるため、今後はその部分の強化に取り組みたいと思います。

大会を通じて掲げていた目標「メダル獲得」を達成できたことを、本当に嬉しく、誇りに思います。
これまで一緒に戦ってきたチームメイト、コーチ、そして支えてくださった方々や応援してくださった全ての方に、心から感謝しています。本当にありがとうございました!


今大会をもちまして、今年度の日本代表として派遣される全ての大会が終了しました。
来年はいよいよ愛知県で開催されるアジア競技大会があります。まずは11月の日本代表選考会を突破し、その後の選考会に向けて準備を進めます。
今大会でメダルを獲得した喜びは忘れられません。来年度も必ず日本代表に選ばれ、アジア競技大会でメダルを獲得したいと思います。

今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。

試合結果

試合結果の詳細は、以下のサイトからご確認ください。
https://www.ianseo.net/Details.php?toId=24321

予選:
前半 321 後半333 合計654点 (予選順位37位)

団体戦:
一回戦:vs ウズベキスタン 6-2 勝利
二回戦:vs スペイン 5-3 勝利
三回戦:vs 中国 5-1 勝利
準決勝:vs インド 6-2 勝利
決勝戦:vs 台湾 0-6 敗退 (最終順位 準優勝)
 
個人戦:
一回戦:6-4 勝利
二回戦:1-7 敗退(最終順位 33位)